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ゆるりと流れる三重県の時間(とき)

三重県

先日、初めて三重県は伊賀市を訪れた。

伊賀といえば伊賀忍者。服部半蔵も伊賀出身と言われるので、勝手に親近感を抱いていたが、そこで思いも寄らないものに出会った。

 

知る人ぞ知るブランド牛、伊賀牛である。市内には、この伊賀牛を取り扱う飲食店が多く存在している。焼肉屋などの飲食店はもちろん、一般家庭向けの精肉屋でも伊賀牛が販売されていた。

しかし、東京を含め全国には流通していない。地元で消費される隠れた名産品というわけである。私はこの土地に訪れるまで、その存在を知らなかったのだ。

「地産地消」という言葉をここまで体現した様子を目の当たりにしたのは初めてだが、ここに「三重県人らしさ」を強く感じる。

 

がつがつせず、おっとり、控え目の人が多い…というのが、私の感じる三重県の特徴だ。身近な人間関係を重んじて調和を好む。

気候が温暖で海も山も近い恵まれた土壌に加え、伊勢神宮の参拝客が多く苦労しなくても商売ができた土地柄だ。先述のような県民性も頷けるだろう。

とはいえブランド牛筆頭の松坂牛も、三重県産。地産地消とハイブランド化の両方を両立しているのは、欲張らない彼らの精神がもたらした恩恵だろうか。

 

そういえば、電車からの光景もこうした穏やかな県民性に繋がる気がした。

車窓からまず飛び込むのは、一面の緑。

田園地帯に、鈴鹿山脈…どこか神聖さも帯びた木々の色が目に眩しく映る。伊勢神宮の背後にずっしりと構える山々も印象的だ。

そして休む間も無く伊勢・志摩の海も眼前に広がる。入り組んだ海岸線に、遠くにうっすらと見える反対側の陸地。変化に富む光景に遊び心を刺激されて、少年の頃の自分が疼き出す。

こうして記憶の中の三重を辿ると、また訪れたくなってきている自分がいた。

仕事に忙殺される日々の中で、あの土地ではすこしだけゆっくりと時間が流れている気がするのだ。

2019年920

武元康明

半蔵が食べた三重県のうなぎ屋

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