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地元愛を知る街、名古屋

愛知県

「暇つぶし」と聞くと、「ひつまぶし」が食べたくなるのは私という人間の性だろうか。

ひつまぶし、といえば愛知県。やはりうなぎ屋は多数あり、訪ねてきた店の数も東京についで二番目に多い。

そしてうなぎと共に印象深いのは味噌。名古屋を走る電車に乗っていると、自ずと名古屋弁が耳に入ってくる。その独特のイントネーションを聞いた途端、なぜかふわっと漂ってくる気がするのだ。味噌カツや味噌煮込みうどんのほのかな香りが。ひつまぶしにしても味噌料理にしても、東京で食べようと思えば食べることができる。だが、名古屋で食べたほうが、味覚だけでなく聴覚や嗅覚でも味わい尽くせる気がしてくるのである。

さて、そんな名古屋。東と西の中間地点で交通の便が大変よく、住みやすい立地に加え、仕事もある。だからこそ地元愛にあふれた県民が多いのが大変印象的だ。出身高校と同一県内の大学入学者数も全国一位(文部科学省「学校基本調査 平成30年度」)。そうなると就職も県内を選ぶ確率が高く、一生を愛知県で過ごすといったことも珍しくない。

そういえば、名古屋市内の寿司屋で出してもらった知多半島産の魚介があまりにおいしかったため、大将に「これほどよいものなのに、築地に出荷されないんですか?」と尋ねたことがある。その回答は「地元で消費するから出さない」という主旨であった。これも県民愛の一つの形なのだろうか。

先述の「名古屋で食べるからこその美味しさ」も、こうした地元愛を嗅ぎ取った結果なのかもしれない。

全国を駆け回る自分の仕事、そして人生に満足してはいるが、こうした一所に対する愛着、というのはどこか憧れるものがある。根無し草の我が身をわずかに寂しく思う気持ちを押さえつつ、ひつまぶしを食べて暇をつぶし、また次の飛行機でどこかへと旅立つのだ。

2019年12月26日

武元康明

半蔵が食べた愛知県のうなぎ屋

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