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人付き合いのプロフェッショナル、熊本県

熊本県

仕事柄地方に行くことが多いが、逆にそれが日常になりすぎて、その地方のお土産コーナーに行くことは少ない。そんな中、先日珍しく立ち寄った沖縄県のお土産コーナーでこんなお茶を見つけた。

【写真】

 

熊本県が誇るキャラクターくまモンが、こんな具合に沖縄県に進出していたのである。思い出してみると、熊本県以外の空港でもこのおどけた顔を見たことがなんどもあったような気もした。今あるのかは定かではないが、一時期は「ご当地くまモン」なんていうものを見かけたこともある。熊本県のご当地キャラが他の県の宣伝をしているとは一体何事か、とびっくり仰天してしまった。

いわゆる「ご当地性」を超えたところにある、このくまモンの存在感。他県にまで踏み込んでいく力…実はこれらは、熊本県の人々からも感じ取れる。

 

熊本に宿泊する際によく訪れる、熊本城の夜景を臨むバー。そこのバーテンダーさんは気さくな方で、私の顔も覚えていて話しかけてくださる。一歩踏み込んだ話をしてくることもあるが、全く不快ではなく、むしろ会話が弾むくらいだ。私にはそうした会話術がないので、まったく羨ましい限りである。

熊本県にはこんな感じで、人の懐に入るのがうまい人が多い。

かつて、東京にある和食店に、熊本県のワインバーのオーナーと熊本ワインの社長を紹介した。それがきっかけで熊本ワインがオンリストすることになったのだが、私が気づかぬうちに双方の親交がより深まっていたようで…いつの間にかそのお店の従業員旅行で熊本に訪れ、ワイン工場見学をするほどの仲になっていた。紹介した甲斐があったとも言えるが、紹介以降は両者の歩み寄り次第。それだけ深い仲になったのは、社長たちの人懐っこい人柄ゆえだろう。

「懐に入る」という言葉はともすれば打算的で狡猾な感じもするが、そういったイメージからは程遠い親しみやすさ。それが彼らの強みであり、「懐に入る」秘訣なのだろう。

そもそも、そのお店は私が個人的に大好きな和食店である。そこに「紹介しよう」という気になるお人柄なのだ、かのオーナーと社長は。私自身も、懐に入られた側ということなのだろう。

 

くまモンの爆発的なヒットも、親しみやすさが寄与しているはず。おどけた表情だったり、彼の名刺に刻まれたチャーミングな自己紹介であったり。些細なディテールが、人々の心を惹きつける。ついには全国的に親しまれるようになった、その実績はなかなか侮れない。

さまざまな人と円滑な関係を築いていくことが大変重視される仕事柄だ。まろやかな、そしてチャーミングな熊本県人の魅力を学ぶため、ぜひともくまモンに弟子入りしたいものである。

2020年2月25日

武元康明

半蔵が食べた熊本県のうなぎ屋

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