半蔵門パートナーズ 半蔵門パートナーズ

お問い合わせ 資料請求
手紙・名刺をお持ちの方
お問い合わせ 資料請求
03-3221-3345

山梨は「ガメツイ」のか

山梨県

山梨県の県民性としてよく挙げられるのが、「負けず嫌いで、抜け目なく、お金に細かく、執念深い」というところである。

いわば「ガメツイ」と言われかねない県民性。

私自身も、山梨県民らしい「がめつさ」を体感するエピソードがあったため、正直イメージがそこまで良くない県だった。

しかし、歳をとって年々実感するのは、短所は長所であり、長所は短所であるということ。

先の茨城県は水戸の内乱で、一般的には美質と考えられる正義感や真面目さが裏目に出たという話はまさにその際たる例であろう。

反対に山梨のこうした県民性も、側から見れば短所に見えるが、長所でもある。

名だたる財界人を輩出した実績はもちろんだが、「無尽」と呼ばれるつながり作ることによって経済的な相互扶助の仕組みを整えたのも、彼らの賢さの表れだろう。この「無尽」はいまだに続いているが、当初の目的からは少し外れて、飲み会やママ友同士の会合などの名目として主に使われているようだ。名前のゴツさに比べると、ずいぶんカジュアルな用途に行き着いたが、横のつながりが薄れがちな現代で貴重な場であることに間違いはない。

このように、一度懐に入れると、最後までその仲間を大事にするのも、山梨県民の大きな特性なのだ。「執念深い」と形容される県民性は、こうした意味で長所へと転換していく。

 

思えば、私の短所も長所で、長所が短所だ。一つ決断すると猪突猛進で周りが見えなくなるが、それが集中力や決断力に繋がっている。

というわけで、少し大人になった私は山梨を再評価している最中である。甲府駅の正面に鎮座する武田信玄の銅像は、銅像にしては珍しく椅子に座った姿だ。それを武骨で尊大と受け取るか、どっしりと盤石で堂々としていると解釈するか。

それは私の心持ち次第、ということだろう。

2020年9月24日

武元康明

半蔵が食べた山梨県のうなぎ屋

手紙・名刺をお持ちの方