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和歌山と個人的な思い出

和歌山県

どんなベテランにも「駆け出し」と呼ばれた時期がある。

自らベテランだとはとても名乗れないものの、この業界でそれなりに過ごしてきた私にもやはり、「駆け出し」の時期があった。

20代後半で航空業界から人材ビジネスに転職し、希望と不安に胸を膨らませていたあの頃。会社の設立に際してドタバタしつつ、幸運にも和歌山県に本社を置いていた大手企業と取引をする機会に恵まれた。

 

和歌山市内にある山一つがそのまま、その会社のものと言ってよかったと思う。

和歌山駅からタクシーに乗り込んで向かうのだが、

正門を通過しても無限に続く山道の途中で、植木職人の方々が剪定作業をしていた姿も印象的だ。

山の中腹あたりになるとようやく本社ビルが見え、タクシーを降りる。さらに少し歩いて、受付の方とご対面だ。

そのビルも、御殿のような佇まいの建物で、剣道をしていた私にとってはことさら「気」が入る場所だった。

 

しかし、いまだにここまで鮮明に覚えているのはなにもこの豪勢な本社ビルのせいではない。大きな感謝の念を抱いているからである。

実はこの案件に関して、「駆け出し」の私は凄まじく手際がわるかった。

しかし、そんな私をおおらかに許し、チャンスをくれたのだった。

業績が重要なこの業界で経験の無い私が体当たりで挑んだ案件で、この会社が父や母のような目線で対応し、受け入れてくださったから、なんとか「駆け出せた」のである。

もしあそこでチャンスを与えられなかったら、今こうしてのらくらと「半蔵紀行」なんかを執筆することはなかったかもしれない。

現在和歌山での案件は少なく、ほとんど出向くこともなくなってしまった。

しかし、こういうわけで、わたしにとって忘れられない思い出が詰まった県である。

それにしても、若手を指す「駆け出し」とはいい言葉ではないか。疾走感と生命力にあふれている感じがする。今もいろいろと新しいチャレンジがしたくてうずうずしている私は、永遠に「駆け出し」であり続けるのだろう。

2020101

武元康明

半蔵が食べた和歌山県のうなぎ屋

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